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永遠の愛を奪って
第7章 はじめてのお泊まり



青木くんともっと、もっと長い時間を一緒に過ごしたい。


土嶋さんのことが気になるけど、その不安よりも二人で過ごす時間の方がずっと大事に思えた。



外見がいいからではなくて話すようになってから青木くんの性格も好きになっている。


隣で笑ってくれている姿と、友達みたいだけど恋人のような甘さもくれる彼に夢中になるほど惹かれているんだって……。



帰りの道端で見掛けたモンシロチョウが白い花びらが舞うように飛んでいて、白い桔梗が頭の中にふと浮かんだ。


純白で美しく咲き誇る白い花びら。

その白さはまるでウエディングドレスのよう。


私もいつかそのドレスを着て、青木くんの隣で歩いてみたいな……。



「小春、待って」


「なに?」


「さっき、お煎餅を試食した時の残りが口についてる」


「えっ!?どこ……!?教えて!」


油断していた。いい大人なのに口の周りに食べ物をくっつけているのが恥ずかしい。


鏡を持ってきてないから急いでそれを口元から掃おうとした時、青木くんに急にちゅっと唇を奪われた。


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