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永遠の愛を奪って
第8章 知らない方が幸せなこと



「どう?小春の口には合う?」


「うん……。美味しい」


一口飲んだコーヒーを返そうとした時、青木くんが私の腰を引き寄せて濡れている唇にキスをしてきた。

軽くされるものだと思っていたけど二回、三回と回数を増やされていく。



「ふっ……、ンンッ……、ハァッ……」


唇を重ねた後はコーヒーを飲んだばかりの腔内に舌を入れられて掻き回された。


急にされたからびっくりしたけれど、体の力が抜けるほど気持ち良くてそのペースに乗せられていった。


ちゅっちゅっ、と猥らに唾液が絡み合う音がする中、感じたのは生温かい青木くんのぬくもりと同じコーヒーの味。


ミルクが多めに混ざっていて子供でも飲みやすいと思うものなのに、口の中で混ざり合うと大人の味のように感じた。


「気持ちいい……?」


「んっ……。こうしてもらえて嬉しい……」


「じゃあ、もっとするけど?」


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