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永遠の愛を奪って
第2章 処女卒業前の夜



午後六時半。仕事が終わり、家へと帰らず会社の飲み会が開かれる居酒屋へ向かった。


誰が近くに座るのかと思いきや、お局様や人使いが荒い男性社員が目の前に並んで座っている。


今日はついていない。最悪な席だ。


まだ隣に穂並さんがいるからいいものの……。



「小春さん!ぼーっとしてないでお酌してきなさい!」


飲み会が始まり、大皿に盛られているおつまみを取り分ける作業を終えてやっと食事をしようとした時、お局様に指示されて漸く持った箸を置いた。


新入社員の若い女の子ではなく私に言ってくる辺り、普段から目を付けられているのだろう。


不愉快だけど仕方なくビール瓶を持ってお酌をしに行くことにした。



「おい、はくまい。こっちも注いで」


「“しらよね”です!いい加減に覚えてください」


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