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永遠の愛を奪って
第10章 深まる愛と過去



「お願い……?」


「前にも言いましたよね?祐に近づかないでって」


所々照明が消えている部分があって廊下は薄暗いけど、眉間にシワを寄せて不機嫌そうにしているのは分かる。


でも怯んで土嶋さんにの言いなりになっているばかりではいられない。


「同じ会社で働く仲間なんですから土嶋さんにそんなことを言われる筋合いはないです」


「彼女だからって言わないんですね」


「っ……」



「……それとも祐から聞いたんですか?
好きなのは白米さんじゃなくてわたしでもうすぐ付き合うって」


「えっ……」



「あとこれは本当のことなんですけど、前に祐に抱かれたことだってあるんですよ」


一瞬、何を言われているのか分からなくなった。


祐が私じゃなくて土嶋さんのことが好き……?


土嶋さんのことを抱いた……?



「これ以上、白米さんとのことで喧嘩したくないんです。……お願いだから祐と別れて」


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