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第13章 エッチな悪戯と危険な社員旅行

恋愛と仕事を両立する日々を過ごしているうちに気づけば冬になっていた。


穂並さんも結婚して、うちの課の独身女性は私だけ。


それから「早く彼氏を作って結婚して子供を産んだ方がいいよ」っといらぬお節介を言われたりすることが増えた。


でも焦る気持ちはない。

私には既に本気で交際している人がいるから……。


まだ結婚について話し合ったことはないけれど……。



「小春は聞いた？連休に入ったら社員旅行があること」


十二月中旬の昼休み。私は祐と一緒に会社の外へ出てランチを食べに行っていた。


今日は穂並さんが有休だから二人きり。


いつもは穂並さんがお店を決めていたけど、今日は祐が行ってみたいと言っていたラーメン屋で食べている。


「お局様から聞いたよ。同じフロアの課と合同なんだよね」


「そうそう。オレは社員旅行に毎年行っているんだ。今年も楽しみだなー」