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永遠の愛を奪って
第18章 彼氏宣言と事情



「あら、珍しい。いきなりどうしたの?仕事で疲れてると思うからゆっくりしていいんだからねぇ」


「料理をしたくなったから」


「そうなの。でも晩御飯はもう作っちゃったのよねぇ……」


お婆ちゃんが振り向いた方に置いてある鍋からは美味しそうな家庭料理の匂いがしている。


しかも、おかずがのっているお皿にラップを掛けているのも調理台に置いてあって晩御飯の準備は終えていたようだった。



遅かったか……っと、肩を落とすとお婆ちゃんはにっこりと笑ってそのおかずを冷蔵庫にしまいエプロンを外していた。



「……でもこの時期、煮物はすぐに腐らないし、これは明日の朝と昼御飯にして今晩は小春に任せようかねぇ」


「いいの!?」


「孫の料理も食べてみたいし、たっくんにも小春の手料理を食べさせてあげたいんでしょ?食材は好きに使っていいわよ」


私のことをよく見てくれているお婆ちゃんには目的をバレてしまっていて恥ずかしくなる。


小さい頃からこうやって見破られてきたから、二階で祐とエッチなことをしているのも知られてしまっていそうな気がしてヒヤリとした。


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