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永遠の愛を奪って
第18章 彼氏宣言と事情



エプロンをつけて台所に行き、冷蔵庫を開けると私が昨晩使ってなくなっていた鶏肉が入っていた。


それを使い、使う調味料や分量をお婆ちゃんに教えてもらいながら唐揚げを作っていく。


鶏肉を混ぜた調味料に浸している間にも、唐揚げの付け合わせにするのおかずの作り方を教えてもらった。


お婆ちゃんは手を出さずに見ていたけど、一人で作るよりずっと上手にできたと思う。



ほかほかのご飯も炊きあがり、味噌汁もできた頃、玄関のドアが開く音がして祐が帰ってきたようだった。


モヤモヤしたままいたくないから一刻も早く仲直りしたい……。


今の状況を少しでも良くしたくてエプロンをしたまま玄関へと向かい、祐のことを迎えに行った。


「おかえり!残業お疲れ様……」


雪が降ってきたのに傘を差さないで帰ってきたせいで頭や肩の上が濡れていた。


「ただいま。今日の雪、すげー降ってるな」


「うん……。結構積もるって」


「やっぱりそうなのかー……。……小春、昨日はごめんな」


「えっ……。これって……」


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