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永遠の愛を奪って
第21章 祐の出した答え



「絶対に行きたくないんです。だから辞めるしかないかなと思いまして。
……っというかもう決めた事なので辞めます。急で申し訳ないですが、引継ぎは後輩にしておきます。ここに置いておきますからお願いしますね」


課長のデスクの上に退職願をドンッと叩きつけてやって私は自分の席へと戻った。


大きな音がフロア内に響いたせいで近くで仕事をしていた同僚から一斉に驚いた視線を向けられる。

でもそんなことも気にせず前へと向かって歩いた。




「小春……!何やってるの!?」


その様子を見ていたのか穂並さんも手を止めていて、私の方へ向けた視線をパソコンへと戻そうとしない。


椅子に座ってから眉にしわを寄せて心配そうな顔でずっとこちらを見ている。


「課長に退職願を出してきました。異動したくないのでこうすることにしたんです。ごめんなさい」



「それでも退職するなんて真似はやめよう?ここまで言えばなんとかしてもらえるはずだから」


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