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永遠の愛を奪って
第22章 プロポーズ



「うん……。祐と結婚する」


「じゃあ、文句はないよな?」


すぐ近くにいたにもかかわらず腰に手を当てられて抱き寄せられると、同じボディーソープの香りがする祐の肌におでこが触れた。


このまま触れていたいけど、祐の顔を見たくて私はおでこを放す。


今は見つめ合うと幸せな気持ちしか湧き上がってこなくて自然と口角が上がる。


おまけに祐に触れている左手の薬指につけている婚約指輪もチラチラと見てしまうほど嬉しかった。



「……ないよ。祐と結婚できるなら私はどんなことでも頑張る」


「それならオレについてきてくれる?これも急な話になってしまって、小春がいたいと思っている地元から離れてしまうけど……」


本当に急な人だ。初めての夜を共にする時もそうだった。


でも逆プロポーズをしようと思った時から覚悟は決まっている。



「もちろん。私は祐についていくよ。両親やお婆ちゃんから離れてしまうのは寂しいけれど、祐と一緒ならどこに行っても大丈夫。……仕事を辞めたら祐のところに行ってもいい?」


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