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恥ずかしい真昼の車内
第2章 承
私に唇を奪われると、ちづるは口を半開きにさせて、ますます身体の力が抜けたようだった。

上唇も同様に、そっと挟む。

今度は、舌先を使い、やや厚みのある唇を舐めた。

すると、ちゃちゅという露にまみれた音が車内に響く。

それに反応したのか、

「あぁん・・・ダメ」

と言って、彼女は身体をもぞもぞっと震わせた。

私の理性は、ガラガラと音を立てて完全に崩れ落ちた。

にゅっと舌をちづるの中に差し入れ、彼女の舌を探し求める。

やや奥にしまわれていた熱い舌を簡単にとらえると、自分の舌を押しつけた。

何度も舌をこちらから叩いていると、おずおずと彼女も舌を奥から引きだし始めた。

お互いに首を傾いだまま、捻るようにして何度も何度も舌を吸い合うようになるのに、時間はかからなかった。

ちゃぷちょぷと卑猥な音を立てて、息が続くまで舐め合う。

「ん・・んん」

喉奥からの苦しそうな喘ぎを聞いて、私はひとまず唇を離す。

呑み込むことのできなかった、どちらのものかわからない唾液が、透明な雫となって、ツツツーっと糸を引き、車のシートに垂れ落ちてゆく。

目を閉じ、半開きの口から

「はぁ・・だめだよ・・ずるいよ、こんなの・・」

とちづるは吐息混じりの言葉を吐き出した。

真っ赤な顔をした苦悶の表情の彼女が、再びにじり寄ろうとする私の胸を両手で押さえてくる。

その手首を優しくつかんで力を込めると、簡単に彼女の両腕は下がって、私は彼女を抱き寄せる。

そのままの体勢で、頬と頬をこすりあわせ、耳に軽く息を吹きかけてやる。

「あっ」

と言って、くすぐったそうに首をすくめる。

すでに私の股間は隆々となり、ズボンの中で強くねじくれていた。

シャツの胸のふくらみが横目に入った。

頬をすり寄せたまま、接吻し、サイドから乳房をつかんだ。

大ぶりではないが、Cカップくらいだろう。

手に程よく余る感じで、すぐにボタンに手をかけた。

揉み上げながら、一つずつボタンを外してゆく。

キスに気を取られていたちづるが、私の不審な動きに気づいた。

「何してるの?ちょっと待って、先生!だめっ」

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