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第12章 緊縛キャバクラ

「よし、麗さんも完成」
麗も縛り上げた神宮寺が麗と亜美を並ばせて真剣な目で最終チェックをする。

やっぱり全然違う・・・。
同じ水着で同じ縛りをされた自分と麗を比べて、亜美が心の中でため息をつく。

私のはオッパイがやたらと目立ってエロ漫画みたいだけど、麗先輩のは縄の間から飛び出ているオッパイの膨らみまでなんか神々しくて美術作品みたい・・・。

亜美がそんな風に思っていると、ふたりを見比べていた神宮寺も口を開く。
「うーん、同じ縛りでも雰囲気違うなあ～、亜美ちゃんの可愛い顔とのギャップもそそるけど、麗さんはなんかエロと言うよりアートになってる・・・このまま美術館に展示したくなるわ」
あ、やっぱり誰が見てもそう思うんだ・・・。
「ですよね」
亜美が思わず口に出してしまってまた3人で笑い、女性ふたりが競泳水着で縛られているとは思えない和気あいあいの雰囲気になる。