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第11章 回想 翼 改造される心と身体

大学1年の夏、既に人気雑誌の読モで注文されてた翼。
169cmとやや大柄な翼、ハワイ帰りの帰国子女らしく明るく奔放な性格と、ハーフかと思われがちな整った顔立ち・・
いつも小麦色に焼けた肢体は、文字通り見事で、特に豊かな胸の隆起は、女の娘でも見惚れる程だった。

そんな翼にも、コンプレックスが存在した。
それは、18歳の今でも、未だに処女だと言う事だった・・

決して機会が無かった訳では無かった。
これだけの容姿・・付き合った男は何人もいたが、キスやペッティング迄は許しても、決して一線は越えさせない翼だった・・

無論、それには理由があった・・
高1の頃に、暴漢に襲われた暗い過去、幸いに未遂に終わったが、多感な少女の心にトラウマとして深く刻まれたのだ。

女子中、女子高と進んだ翼。
男には拒絶反応が有っても、性への興味は人一倍の翼。
自然と捌け口は、女の娘へと向いていた・・
それも、相手の娘を満足させる事で唯一、性欲を発散させられるレズのタチ、一本槍であった。

その頃、翼の本格的芸能界デビューを画策していた事務所。
翼のトラウマを消す為の計画が立てられたのだ・

先ずは翼の身体に、女の悦びを教えて、処女を卒業させる。
そして、翼が憧れているタクヤを用いて、トラウマを排除する。
その為に行われた、撮影と偽った5日間の沖縄合宿・・

何も知らされていない翼の、性地獄が始まった。