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咲の旅物語
第15章 チガヤの呪い
若い男は騎士団の女性の後ろに回ると、いきり立つ自身を彼女に突き立てた。

「んっはぁ!」

強い感覚が彼女を襲う。
拘束具が激しく音をたてて、揺さぶられていた。

あちこちで騎士団の声と、拘束具の金属音が鳴り響く。

そんな中、絶望の表情をしたララベへと、一人の男が近づいてきた。

「貴方は、どちらかのお嬢様かな?」

比較的若い彼は、ララベの顎を指で持ち上げ、顔を近づける。

「ここには、女性が生まれなくてね…。すまないが君たちに子供を身籠ってもらうよ。」

言い方は穏やかなのだが、目はいやらしくなめ回すようにララベを見ていた。

「いやっ…そんな…」

ララベは、気が強いほうではない。男の言葉に抵抗の意思を見せるが身体が震え、涙を流しながら恐怖に顔を青ざめていた。

ララベ一行は女性だけの団体だ。全員捕らえられているため、助けを呼べるはずもなかった。

男は、そんなララベを楽しそうに見つめ、指をララベの下腹部へ沿わせる。

「ひっいや!」

身をよじり、逃れようと暴れるが拘束具によりそれも叶わない。

香により潤んだ秘部に指を宛がうと男はニヤリと笑った。

「いやよいやよもすきのうち」

熱に犯されたように呟くと、ララベの中へ指を突き立てた。

「ひぎっっ!」

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