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第17章 街道の孤児院

「よし…、理由は判ったし…」

そう言うと淫魔に手のひらを向ける。


「あぁ…あ…？！」


その様子を見た淫魔は、恍惚の表情から怯えた表情に変わった。


「あんた、許せないからそんな目をしてもダメよ。」


キッと睨むと一気に拘束していた神力に力を注ぐ。


ギシギシギシ…


「ギィヤァァァァァァ…」


骨の軋む音と共に淫魔の絶叫が響く。


そして、締め上げられた淫魔の身体が体液と共にバラバラにくだけ散り飛散して消えた。


「いっちょあがり！…こいつは…このままでいいや。」


チョイチョをチラッとみたが、もう人として機能しないだろう彼を放置し、咲は転移していった。