パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第18章 噂の屋台

つまりは、調べた結果、野放しにするのは危険と判断したのか。


まあ、一夜にして突如現れた建物。
更に、人数も多いし、現在までにギルドの高ランク者が次々と生まれている訳だ。


今も子供達やスラム出身者は、鍛錬を続けていて軒並み力を付けていっている。


そう考えると、ルアールの安全を確保するため抱き込んでいた方が国の為だったりするわけだ。


「わかりました。」


短くため息をつくと両手を上げ、降参のポーズを取ると先ほど目の前に置かれた資料を見やる。


「すまんな。国の為だ。」


いい国王だ。
まあ、孤児院の後ろ楯に王族が着いてくれれば、この先孤児院もヤオマも圧力の不安がない。

此方にとっても有り難いことだ。


「では、何時までに致しましょう？」


その後、公務の為に王様は退室しザンルーフ様とセバスチャンとで商談が進められた。


孤児院に帰れたのは、薄暗くなってからのことだった。