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咲の旅物語
第7章 湖の神殿

「我等以外には、神の様に見えているようだが、あれは…」

苦虫を潰したように顔をしかめるディラに咲は問い詰める。

「あれは何?!」

「呪いだ」

「なっっ!呪い?!」

その時、会場からどよめきが起こる。
祭壇に一人の少年がローブを脱いで腰に白い腰巻きをしている上がっていた。
白い布で目を隠し、膝まづいている。

「おお神よ。迷える貴方の子供をお救いください。」

神官がそう言って一歩下がり、代わりに少年が前へ出る。

止めさせなきゃとは思うが、頭痛が酷さを増し、声がでない。

そうしていると、神官が小刀を取り出した。
どす黒い呪いのオーラが、小刀にまとわりつく。

まさか…

「い…や。やめて」

咲は声にならない声を上げる。

神官が小刀を持った腕をあげた。そして、少年に突き立てようとした時

ドウゥ!!!!
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