パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第33章 choice B あの日の事

「最近？うーん、変わらず、元気だよ。関根くんは？てか、普段、田中なのにさん付けって変だよ～。」

「ハハ、さすがに、後輩とかもいる手前一応ね。相変わらず、その手の話題かわしますね。彼氏の事、ペラペラしゃべらんとこ、いいなって思うけど、逆に聞きだしたくなるんだよなぁ。」

「何それー。さてはなんか悪い事考えてるでしょー！笑」

そう言って疑わしい目を向けると、

「だって…」

私の耳元へ唇を近づけ、そっと問いかけた。

「田中、同棲はじめたんでしょ？教えて、同棲生活ってどんな感じ？」

ちょうど、そのタイミングで啓介さんが戻ってくる。

「俺も彼女と考えててさ…まっ、今度、話聞かせてよ。」

突然、思いもよらぬ人から同棲の事を聞かれて、動揺して赤くなる私に、彼は口角を上げて、いじわるそうに微笑んだ。

啓介「あれ、席替えしたんですね。俺、せっかくだから、関根さんとも話したいので…今井さん、間に入れてもらっちゃってもいいですか？」

今井「もちろんです///でも、さっきの話の続き聞かせて下さいね!!」

啓介「ハハ…参ったなぁ。」

関根「教えてやって下さいよ。都築さんみたいなモテる男はどんな女を好きになるのか。俺も気になるわ。」

いっくん「確かになぁ。当たり前だけど、あんまそういう女性関係の話聞いた事ないもんな。」

久美「私も後学の為に知りたいです!!」

みんなの注目が集まり、逃げられなくなった啓介さんが観念して答えだす。

啓介「タイプって自分でもよくわからないんですけど…」