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大人遊び
第17章 Choice B
髪を乾かして部屋に戻ると、コーヒーを入れ、ソファに座って、映画を観る。

予定のない休日は、こうやってのんびりリセットするのが、私のルーティンだ。

映画も終盤に差し掛かり、盛り上がりをみせてきたところで、彼が目を覚ましてきた。

「起きた?おはよう。」

「おはよ。ごめん、寝すぎた。」

「そんなことないよ~。ごはんでも作ろうか?」

「ん~・・・、いい、後で食べに行こ。」

隣に腰を降ろした彼は、そっと私の頭を抱いて髪にキスを落とす。

「・・・いい匂いがする。」

「お風呂入ったばかりだからかな。」

そう言って彼を見上げると、回された手にそっと力が入り、形の良い唇が押し付けられた。

「ンッ・・・悠く・・ん、どうしっ・・ンッ。」

言葉を塞ぐように何度も何度も角度を変えて落とされる口付け。

「ん?いい匂いだから・・・食べたくなった。」

魅惑的な笑みを浮かべた口元が首もとに寄せられ、ソコに噛みつくと甘い痛みが走る。

「ンァ・・。」

ウエストに絡められた手が這うように上がり、自然とブラのホックが外された。

「あっ、悠くん、今、映画・・ンッ、いいとこなのに。」

「文が悪いよ。・・・今日くらい起きたとき隣にいろよ。」

ギュッと抱き締められる。

罪悪感から、いたたまれなくなってベッドを出た自分を思い出す。

申し訳なさから顔を伏せると、彼の手が私の顎を持ち上げ、そしてまた・・・唇が重なる。

「文が俺から離れなくなるように・・・もっと、気持ちいこと教えてあげないと。」
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