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SS作品集
第19章  “夏”を探しに 風太


 いつもの屋根。
「ボクのお家ここ!」
「近いだろう? いつでもおいで。じゃあね」
 そう言うとヒロは、塀の上を凄く早く走って行ってしまった。
 お友達?
 それは知ってる。前に病院ってとこに行った時、なっちゃんが「お友達がたくさんいるね」って言ってたから。何となく分かった。
 開いたままの窓から入ると、なっちゃんが走って来る。
「風太、お外は暑いからダメだよ?」
「ニャー、ニャアアー」
 なっちゃん。ボクお友達を見つけたよ。ヒロっていうんだ。
「暑かったでしょう? お水飲みなさい?」
 ボクは喉が渇いてたから、いつもよりいっぱいお水を飲んだ。
 “夏”は見つからなかったけど、ヒロと赤と黄色とヒマワリに会えた。
 お家は涼しくて気持ちいい。
 ボクは、そのまま床に転がって眠った。


おわり


 風太にお友達が出来ました……。


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