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光を求めて
第5章 初恋
「どうだったかな?僕のを咥えたままクリトリスを舐められるのは」
「んっ、途中で離しちゃってごめんなさい」
口を離したことを謝ると、何も言わずに抱きしめてくれる。
「彩羽が気持ち良くなってくれたらそれでいいよ。もっと気持ちよくしてあげるからね。だから会えなくても我慢するんだよ」
言葉通り何度も何度も気持ちよくなり、最後の方はあまり覚えていない。
ずっと肌と肌が触れ合って幸せだったことだけは覚えている。
これから先もずっとこのぬくもりに包まれていたい、愛し続けて欲しいと願った。
だけど、雅也のいうとおり以前にも増して会えない日々が増えていった。
研修や論文など忙しいのは知っていたから我慢していたけど、寂しくてLINEを送ってしまう。
『雅也、寂しいよ。会いたいよ』
『今度、いつ会える?』
そんな内容のLINEが増え始めた。
住む世界が違うのだからそれに慣れなければいけないと分かっていても、ずっと傍にいた雅也がいないと寂しくて涙で枕を濡らす日々が続いた