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天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第5章 鉄拳の母
その頃アル達は──



「じゃあ、行ってくるから…なるべく早めに帰るよ。
ジョンはまだ寝かしといてね、中途半端だと‘ぐずる’かもしれないから‥」

「うん!わかった、行ってらっしゃい!」

三人のちびっ子達に見送られアルは食堂へと向かった

‥えっと、
‥どっちだったけ‥確かアレンに貰った紙に小さい見取り図が‥

―カサッ
  ―ガチャ―


‥っ!…


部屋の前で、アルが考え込んで地図を見ていると隣の部屋から‘奴’が現れた


‥出た…
何だっけこいつ…たしか、ザドル‥とか呼ばれてたよな‥

アルはなるべく目を合わすまいと、視線をそらしザドルとは反対方向に向きを変えて歩き出す。

固い動きのまま自分とは真逆に歩き出す少年をザドルは数秒眺めた‥

「‥オイッ! 」

‥!!っちゃー‥やばい…

「…な、なにか?」

声を掛けられアルは仕方なしに振り向き作り笑顔で聞き返す。


「おめぇさん 今からどこ行きやがるんだ?」


「…ど、どこって食事に‥」


「メシ食いてぇんならこっちだ」

ザドルは自分の行く方向を親指で指した


「‥あ、ぁ…その前にトイレにと‥ハハ」

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