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ご主人様のディルド
第28章 そして僕とご主人様だけになる
そして「もー片瀬くん……下手……私が自分でディルドちゃんでするから手錠外して」と変態男に命令する。
さっきまでの順々なご主人様の姿はない。

変態男も呆気に取られているのか僕から手を離した。
『ガチャガチャ』と音がする。
手錠を外す音。
今のこの光景は異様な光景だろう。
なんせ僕がご主人様のあそこに刺さった状態で手錠外しが行わているのだから。

手が自由になったご主人様はとうとう自分の手で僕を使って中を突き始めた。
「あん……あん……あん……ディルドちゃん……気持いい……ねええ……ディルドちゃん」
「ああああ……いい……ああああ……いい……いい……気持いい」
目の前に変態男がいるはずなのにもう完全にその存在を無視してひとり遊びをするご主人様。

「気持いいいー気持いいよーあああ……うん……ううん」
ご主人様のあそこは僕をぎゅーっと締めつけ始めた。
これはもう絶頂が近いのかもしれない。

「ああああ……ああああ………ああああ……あああ……気持いいい……ああああ……もう……ダメ……もうダメなの……もう……もう……イっちゃうの〜」

そう言った瞬間、あそこがギューッと締まり一気に圧迫される。
そして次の瞬間には弛緩して圧迫から開放された。

「ああああ……ああああ……あああ」
ご主人様は余韻に浸りながらも僕を自分のあそこから抜き取った。
僕はまた外に出られた。

ご主人様はいつの間にか目隠しも取っていた。
「あ……片瀬くん……弱いおちんちん自分でして……イっちゃったの?」
僕の視界にも変態男の姿が入った。

イった後の虚脱感に浸っているようだった。
そんな変態男に対してご主人様はとんでもない一言を言った。
「片瀬くん……もう満足したでしょ……じゃあそのだらしないの閉まって帰って」

「先輩……ひどいよ……ああ……こんなの……」
変態男はズボンを履いて上着を着ていそいそと帰ってしまった。

残ったのはご主人様と僕。
ご主人様はまだ僕を握り締めている。

「ディルドちゃん。ふたりっきりになっちゃったね。もうあの弱いおちんちんのことは忘れて二人で楽しもうか」

僕は完全に勝利したのだ!!
ご主人様を僕の独り占めにしたのだ。

(終)
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