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ひと月半の恋人
第2章 恋人

「っぁ……!あ!あ、あぁあん!!」
「は……里緒っ……エロっ……」

どうしよう。
たかちゃんは、ゆうちゃんじゃないのに。
脚が、勝手に、たかちゃんに、絡み付く。
離したくない。もっと、欲しい……!

「里緒っ、里緒、良い?」
「んっ、いっ、いっ……あ、やっ、や、もっと、おくっ、おく、きてぇ!!」
「隆志って、呼んで」
「あ、いっちゃう、隆志っ……隆志、隆志ぃっ……あ!!」
「里緒っ……!!」
「あ……んっ……!!!!」

 イった、瞬間。
 私はたかちゃんを、ぎゅっと抱き締めた。


   *


「ごめん。」
「たかちゃん……」

 雷がすっかり遠くなり、後始末が、黙々と終わって。
 シャワーを終えてベッドの隣に倒れ込んだたかちゃんが、私にぼそっと謝った。

「ごめん、我慢出来なかった。里緒は悪くない。全部、俺が悪い」
「……そんなこと」

 頭をぽんぽん撫でられた。

「今日の事は、事故だ。忘れろ。忘れて、ユウと幸せになれ」
「……無理だよぉ……」

 私は、泣きそうになった。

「ゆうちゃんは好き、大好き……でも、」

 今ここに、ゆうちゃんは居ない。そして私は、たかちゃんを知ってしまった。

「こんなの……このまま、中途半端なんて……ゆうちゃんに抱かれても、きっと、たかちゃんを思い出しちゃう……」
「里緒……」
「たかちゃんとしたの……すごく、気持ちよかった……ゆうちゃんと、こんな風にしたことないっ……」
「お前っ……」

 たかちゃんは驚いた顔をして、眉間に皺を寄せて、黙った。

「また、して。ゆうちゃんの居ない間だけで良いから」
「おい」
「お願い聞いてくれなかったら、ゆうちゃんに言い付ける」
「里緒!!」
「……それに……たかちゃんがしてくれないと、寂しくて、知らない人としちゃうかも」
「そんなの駄目に決まってるだろ!!」
「じゃあ、して……お願い。寂しいの……」

 たかちゃんは溜め息を吐いて、渋々うなずいた。
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