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ひと月半の恋人
第2章 恋人

   *

「あ……たかちゃ」

 キスされて、脱がされて、触られて。
 ラグマットの上にぐちゃぐちゃに脱いだ服が放り出されてるのを見ながら、私は息を整えている。
 たかちゃんは自分のブリーフケースを探って見つけたゴムを、自分に着けているみたい。

「隆志」
「え」
「隆志って呼べ……それか、後々困るようなら、ユウって呼んでも良いぞ」
「っ!!なんで」

 どうして、今、ゆうちゃんの事なんか言うの。
 そう言おうとしたのに。


「やっ……あ、だめっ……やあっ」

 ゴムを着け終えたたかちゃんが、入口を擦る様に行き来する。

「そうだ……お前は、ずっと嫌がってろ」
「な、ん」
「お前は、悪くない」

 ぐちゅぐちゅと、音がする。
 あたし、濡れてる……彼じゃない人に、友達に触られてるのに……なんで、こんなにおかしくなるの……?

「……俺が、勝手に……お前に」
「あっ!あっ、あん……あ、入っ……!」

 たかちゃんが、入ってきた。

「あっ……あ、おっき……っ」
「馬鹿っ、煽んな」
「あお、って、な……」

 おっきい。中からぐっと圧されるみたいに、太いところで擦られるのが分かる。
 ゆうちゃんのと、違う……違うけど。
 すごく、気持ち良い。
 久しぶりの感覚に、腰が震える。

「ぁぁあああん……すごい、きもちぃよおぉ……」
「……んな顔……」
「きゃ」

 入ったまま、胸とかクリとか、弄られる。

「ユウにも、そんな顔、してんのか」
「きゃ、あ!ぁう、あ、そこ、だめっ」
「そんな声……もっ……」

 触ってた手を離されて、腰を掴まれる。
 ぬるっと抜かれて、ぐっと深く押し込まれた。
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