この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ひと月半の恋人
第3章 友達

 最後だから特別な事する?っては、言ったけど。
 なんで、こんな時に、ナマでっ……!!
 入ってきた感触が、今までと全然違う。
 すごくはっきりしてて、熱くて、擦れる感じが堪らない。背中を何かがぞくぞく走るのが、止められない。
 ゆうちゃんとだって、ナマでしたことなんかない。
 口を塞がれてても、思わず、声が出そうになる。

(ダメっ……ダメぇ、ばれちゃう……っ)

 たかちゃんを睨んだら、にやっと笑って動くのは止めてくれたけど、今度は動かずに乳首を攻められた。

『どうしたの?何か』
「っうぅん……ちょっとっ、外に……猫、かなんか」
『ああ』

 猫が居るわけじゃ、なくって。
 猫みたいな声が、出ちゃいそうになる。

「ぁっ……明日に備えて、もう、寝るね?」
『そうだな……里緒?』
「なぁ、に?」
『愛してる、お休み』
「うん。愛してるよ、た……ゆうちゃん。おやすみ、っ…………っぁああんん!!」

 通話終了をタップして切れたことを確認するや否や、私は大きく喘ぎ声を上げた。

「あ、や、ばかぁっ、たかちゃ、だめっ」
「は。お前すげえ感じてたじゃん」
「やっ……ちがっ……」
「俺の名前、呼びかけただろ。気をつけろよ?明日からっ」
「っ、あ……あ、あ、ん」
「そうだ。練習しとけよ。ユウって呼んでみろ」
「え?え、」

 どうしてそんな事言うの?って、思ったけど。
 たかちゃんの目は、真剣だった。

「ゆ、う……」
「そうだ、里緒」
「ゆうちゃん……ゆうちゃんっ、ゆうっ……」

 ここに居ない人の名前を呼んで、しがみつく。
 でも、違う……違うって、体はちゃんと分かってる。中も離したくないみたいに、ナマのたかちゃんを、きゅうきゅう締め付けてる。
 けど、この恋人ごっこは、今日で終わり。
 明日からは、前みたいに友達に戻るんだ。
 そう思ったら離れたくない、って思っちゃって。
 脚も、ぎゅっと絡めてた。
/17ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ