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あなたからは逃げられない
第2章 捕えられた私



今日から俺の女になれ。と言われてアパートまで話をすることなく着いてしまった。

アパートに着いたのに龍輝さんは動かないし運転手の人もロックを解除してくれない。


『葉月さま。社長は毎日あなたの話をされていました。

どうやら本当にあなたのことが好きみたいですね。こんな無愛想な人ですが愛情深い方です。

小鳥遊グループ会社の社長ですが龍輝さまを見て差し上げてください。きっと後悔はしないと思います。

何かあれば私に申してください。』


どういう意味…毎日って。

「あの事故の時からおまえのことが…頭から離れないんだ。

親に内緒にしたいのは多分いろいろあんだろ。
俺もそうだったからな。

それは置いといて気になって気になって仕事が手につかない。

だから俺の女になって隣にいてくれないか?」


数回しか会っていない何も知らない人と付き合って遊ばれるのは私は絶対嫌だったから黙っていた。

「私龍輝さんの事何にも知らない。だからそれはむ…」
「だったら1ヶ月お試しはどうだ?
1ヶ月の間に知りたいことは教える。

それから正式に付き合うか決めるのは?」

無理ですと断ろうとしたのにどうやら普通には引き下がらないみたいだ。



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