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あなたからは逃げられない
第18章 ふたりへの制裁は...


「あのね、毎月もらってるけど全然余ってるの。私のお給料だってこれからあるし少し減らしてもらっていいよ。」

「それはそれ。余ったら葉月が好きに使えばいい。」


そんなこと言っても毎月ありえない金額をもらっている。というか口座に振り込まれていて必要な時におろしているけど減ったらまた気付いたら増えてるの。
食費以外に急な出費があった時には必ず数日後に引き出した金額が振り込まれているの。

「しばらく振込しなくていいよ。まだたくさんあるから。」

「ま、気にせずに使えばいい。ほら、風呂入れといたから入ってこい。」


車の中でスマホを操作していた龍輝さん。どうやらお風呂を溜めるように操作していたみたい。

買い物を持ちリビングに向かおうとする龍輝さんにゆっくり入ってこいと言われた。確かにあんなことがあったら気持ち悪い。
お言葉に甘えてお風呂に入ることにした。部屋から着替えなどを取りお風呂場を開けるときちんとお湯が張ってある。

シャワーで身体を流しシャンプーなどを済ませた後でボディーソープを手に取り泡立てて身体を洗う。

洗っているとだんだんあのことが頭に浮かんできてどんだけ洗ってもまだ汚いような気がしてならなかった。



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