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あなたからは逃げられない
第5章 買い物デートへ


「そっちの色が葉月に似合う。」


オレンジとグリーンの内側の違いがあったが龍輝さんが似合うと言ってくれたのはグリーンの方だった。

私もグリーン可愛いと思ってた!と言って笑うと龍輝さんな当たり前のように店員さんに話す。


「これも。

後で大河原が来る。会計はその時で大河原に渡しといてくれ。」

『かしこまりました。霧島様いつもありがとうございます。』


帰りには手が空いているスタッフが入口にまで来てくれてお見送りをしてくれた。
これがVIP待遇なのだろうか。


もうお昼はとっくに過ぎていてもう2時が来ようとしていた。

「腹減ったか?」

「うーん。少し。龍輝さんは?」

「食えないことは無い。」


どうしようかと悩んでいると龍輝さんがこう言った。

「知り合いの店で焼きたてのピザが食えるところがある。帰り荷物とって送っていくから早めの夕飯その店でいいか?」


焼きたてのピザ?!美味しそう!!

私はそうすると言って少しだけブラブラすることにした。


そして龍輝さんはその知り合いのお店に電話をしていた。


「あ、俺。後で行くから個室あけといて。」

短い会話だけどちゃんと予約してくれた彼のスマートさに少しだけまたときめいちゃった。



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