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あなたからは逃げられない
第6章 友人への紹介



奈々が医務室に運ばれた後理央はいつか彼を紹介してね。と言ってきた。
うん。この二人にはちゃんとしておこう。
これから先も付き合っていく友達だから。


『それよりはーちゃんはあと就職だね。』

!!!!

げっ...忘れてた。

「私は多分ずっと決まらない気がするよ…」


理央は何でだろうね。って悩んでくれている。それは私があの小鳥遊グループの娘だからに決まってる。

でも奈々と理央には心配かけたくないから言っていない。

私が就職できないのは父の立場が世間的に上にあるから…
そして私がその娘だから...


理央が真剣悩んでいた。
申し訳なく思っていると先生が入ってきてみんなの前でこう言った。

『えー、まだ就職決まってない人ー?』

チラホラと手があがるから私も控えめにあげた。


『いるなぁ。えっといい求人だ。
条件見て受けたいやつは言ってきてなー。』

もう時間が無い。私は条件など見ずに応募することにした。


履歴書を書いて先生に提出すると受かると思うぞ?と言われた。なんでそんなことがわかるの?と思いながら理解できないかと面接会場の住所を渡された。


面接の日まで二日しか無かったけど準備は完璧だった。



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