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蝶々と甘い蜜。
第4章 蜜が欲しくなる
“ジジッ――”


ワンピースのジッパーをさげる音が部屋に響き渡ると
私の心臓はまた高まり始めた。
今から、三島に抱かれる。


イケナイことをしている背徳感
昨日三島に与えられた快感
非現実的なこの空間


私は、これから、どうなってしまうんだろう。


「このワンピースよく似合っている。」


そんなセリフを言いながらも
三島はワンピースを床に落として下着姿にさせる。


「あ……」


プチッとブラのホックをはずして胸が露わになる。
カーテンのないガラスに
うっすらと自分の胸が写る。
昨日の鏡に比べればはっきりと自分の身体は見えないけど
その分、窓ガラスだから誰に見られているかわからない。
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