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若様の性長日記!
第2章 初仕事
そう決めて、オレは女の子を待つことにした。

しかしただ待つのもアレだ。

そう言えば、梢さんが寝室に『道具』を置いたとか言っていたな。

聞く暇なく出て行ったから、詳しく聞けなかった。

オレは奥に続く扉を開けた。

そこは広々とした寝室で、キングサイズのベッドが置いてあった。

さすがロイヤルスイートルーム。

そしてベッドの上に、例の銀色のカバンが置かれてある。

カバンを開けて見て、すぐに閉めた。

そしてベッドの上に倒れこんだ。

「『道具』って…」

カバンの中には、確かに『道具』がたくさん入っていた。

セックスの時に使う『道具』が…いわゆる『大人のおもちゃ』と言われるものがたくさん。

恐る恐るカバンを少し開けて、改めて見た。

…半分ぐらいは見知っているけど、後の半分は使い方すら分からないモノばかりだ。

と言うか、こういうのは一度たりとも使ったことは無い。

…まっ、学生が使う物じゃないしな。

ちょっと興味がわいて、改めて中身を見る。

「ローションに、バイブにローター。…手錠にムチ?」

オレはどんな性癖を持っていると思われているんだ?

AVやマンガで見たことのある道具は分かるんだが、他のはよく分からない。

まあ…アダルトグッズなのは変わらないし、オレは使わない!

カバンを閉じて、オレは元いた部屋に戻った。

ソファーに座り、息を吐く。

壁にかけてある時計を見ると、あと10分。

…時間ってこんなに遅かったか?

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