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僕のパンスト・エンジェル
第3章 真夜中の悪戯
細いピンヒールの靴音をカツカツと
響かせながら歩いてくる。

俺は呆けた顔で彼女を仰ぎ見る。すでに
トレーニングを終えた後なのか、スポーツ
バックを肩から掛けている、右手には
コートを抱え、ピンク色のサテンの
ブラウス、スリット入りの白いタイト
スカート、足元はピンク色のピンヒール
といういでたちだ。

「私ったらスイミング・キャップを忘れてしまって」

そう言うと麻実子はベンチシートにスポーツ
バックを置いた。久しぶりにまじまじと
見る麻美子は、益々妖艶な色気を増していた。
サテンのブラウスは本来ゆったりとした作り
だが、麻美子のバストがそれを許さず、首元
から垂れるボウタイを押しのけ激しく
自己主張している。

そしてスタイル抜群の麻美子のヒップに、
いつも張り付き、締め付け、女性でしか
ありえない官能的なヒップラインを作る
タイトスカートは、今日も麻美子のヒップ
をきつく矯正し、ぴっちりとその
シルエットを浮かび上がらせている。
さらにふくらはぎは光沢系のパンティ
ストッキングのギラつきによって、より
肉感的に、その表情を目まぐるしく変える。
ピンヒールは、かかとの高さが10センチ
程あり、先端は挑発的に鋭くとがっている。
靴底が深紅であるのはこの高級ブランドの
アイコニックだ。


「あら?」

そうそう、あの時の俺です俺!心の中で叫ぶ。
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