この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
チカちゃん先生のご褒美
第9章 チカ先生の卒業

 へんな顔のスタンプがへろへろ動いてる、トーク画面。
 さっき交換した、個人の連絡先。
 プライベートな連絡先だから、これを知ってる生徒も、元生徒も、他には居ない。

「……気をつけてね、チカちゃん」

「うん。内川くんも、気をつけて」

 そう返したら、内川くんがにーっと笑った。

「俺が言ってるのはぁ、そういうのと違うし!」

「え?」

 内緒話みたいに、キスするみたいに、耳元に唇を寄せられる。

「……気をつけろよ?鈴木とヤるとき、俺の名前を呼ばないように。」

 ばかっ!って叩こうとしたら、避けられた。ほんと、しょうがないエロ学生なんだから。

「じゃあね!……あ。あの、偶然入っちゃった音声の私的な利用、卒業するから。後で消しとくわ、あれ」

 やっぱ本物のが良いよなー、って笑うと、内川くんは手を振ってすぐ背中を向けた。
 まるで、卒業式の時みたいに。

「……よし。気をつけて、帰るかー」

 十二時を、回っちゃったからか。

『無事に帰ったら連絡して。無事に帰れなそうでも、連絡して』

 スマホをチェックしたらそんなメールが入ってて、おかしくなってちょっと笑った。
 ……私、無事だったのかな。そうじゃないのかな。
 少なくとも、何事も無かったって事は、無かった。
 おかげでずっと引っかかってた何かが吹っ切れたのは、確かだ。

「……『お疲れ様です、今、帰りです』……」

 その後なんて続けようかを考えながら、私はいつも使ってるキャラが、ハートを投げてるスタンプを押した。

             【終】
/116ページ
エモアイコン:泣けたエモアイコン:キュンとしたエモアイコン:エロかったエモアイコン:驚いたエモアイコン:素敵!エモアイコン:面白いエモアイコン:共感したエモアイコン:なごんだエモアイコン:怖かった
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ