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Aさん ~私を淫らにする人~
第11章 見られている

寂しさの後には怒りがこみ上げてきてこのカメラを壊したくなったけれど、それはグッと堪えていつか点くかも知れない緑色のランプに期待してカメラの前で食事を取り、お風呂に入ってもすぐ上がってきてまた画面を見たりとパソコンの前からなるべく離れないようにして夜を過ごした。
でも、Aさんが見てくれている印は一向に灯らずに、待つことに疲れた私は12時になってベッドに入って寝ることにした。
お布団の中に入って横向きになった時に、一筋の涙が枕の上に落ちた。
(もう、Aさんなんてキライです)
そうは思っても、いつも、真っ暗にして寝るのに今日は小さな豆球を灯したまま眠りについた。
火曜日の朝もおはようメールは来なかった。
でも、Aさんが見てくれている印は一向に灯らずに、待つことに疲れた私は12時になってベッドに入って寝ることにした。
お布団の中に入って横向きになった時に、一筋の涙が枕の上に落ちた。
(もう、Aさんなんてキライです)
そうは思っても、いつも、真っ暗にして寝るのに今日は小さな豆球を灯したまま眠りについた。
火曜日の朝もおはようメールは来なかった。

