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Aさん ~私を淫らにする人~
第11章 見られている

月曜日の朝から早くもAさんロスが始まった。
いつもの時間にホームにいないことは覚悟ができていたけれども、もしかしたらサプライズでいつものおはようメールは来るかもとの淡い期待を抱いていたんだけれど、ついぞ私の携帯が震えることはなかった。
それは夜も同じで、ネットで中国との時差が1時間であることを知っても、返事が来なかったらどうしようと思って、私からお疲れ様メールを送ることに臆病になってできなかった。
唯一の望みはパソコンを点けて自分の部屋が映る画面を開き、右下にある点がAさんが見ている緑色に変わっているのを見ることだったけれど、その点も赤色のままだった。
もの凄い落胆、まるでAさんにフラれてどこか遠くへ行かれてしまったような心境になった。
いつもの時間にホームにいないことは覚悟ができていたけれども、もしかしたらサプライズでいつものおはようメールは来るかもとの淡い期待を抱いていたんだけれど、ついぞ私の携帯が震えることはなかった。
それは夜も同じで、ネットで中国との時差が1時間であることを知っても、返事が来なかったらどうしようと思って、私からお疲れ様メールを送ることに臆病になってできなかった。
唯一の望みはパソコンを点けて自分の部屋が映る画面を開き、右下にある点がAさんが見ている緑色に変わっているのを見ることだったけれど、その点も赤色のままだった。
もの凄い落胆、まるでAさんにフラれてどこか遠くへ行かれてしまったような心境になった。

