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若様の性長日記!・2
第1章 2人目の女の子!
「つまり…結果的に言えば、彼女はセックスに対して何らかの悩みがあると」
「ええ」
「なのに素人のオレに任せると」
「そこはホラ、若い人同士の方が良いと思ってね。ちょうど彼女から依頼が来ているし」
「来ているんですか? 依頼」
「…ええ。ただこの結果によっては、彼女の今後を真面目に考えなくちゃいけないでしょうね。セックスが全てじゃないけど、さすがに気乗りしない相手をずっと派遣するわけにはいかないから」
客も相手も、男が自信喪失してしまうしな。
「でもそれなら別の人を派遣した方がいいんじゃないですか? 確か『性』のカウンセラーもいるんでしょう?」
ウチは何も相手ばかりじゃない。
悩みを打ち明ける相手として、ちゃんと資格を持っているカウンセラーも何人かいる。
「残念ながら、全員スケジュールがいっぱいいっぱい★ それに梨奈ちゃんの場合、本当に若い人がなりやすい原因じゃないかって話なの」
「何ですか?」
「まあそれは実際、彼女に会って聞いてみて。だからあたしとしては、ぜひとも若様には梨奈ちゃんを選んでほしいの」
「…じゃあこのファイルは意味が無かったのでは?」
「まあ一応。でも梨奈ちゃんに目を付けてくれるとは思わなかったわ。やっぱり若様は見る目があるのね」
妙なところで感心されても、嬉しくない。
「ちなみに今回も断るという選択は?」
「我等、秘書軍団とあの社長から逃れる力と勇気があるなら、止めはしないわ」
梢さんはニッコリ笑顔を浮かべたが、メガネの奥の瞳はマジだ。
「…ではこの梨奈って女の子でお願いします」
「分かったわ。それじゃあセッティングはこっちで準備するから」
「はい…」
紗雪の時は勢いでヤッてしまったけれど、今回はもしかしたらやらなくても良いかもしれない。
何せ相手はセックスに何かしらの負の感情を持っている。
話し合いだけで終わるのならば、良い経験になるかもしれない。
その時のオレは、僅かに浮かんだ可能性に喜んでいた。
…そんな簡単に済むハズはないと、実感するのは間も無くのことだった。
「ええ」
「なのに素人のオレに任せると」
「そこはホラ、若い人同士の方が良いと思ってね。ちょうど彼女から依頼が来ているし」
「来ているんですか? 依頼」
「…ええ。ただこの結果によっては、彼女の今後を真面目に考えなくちゃいけないでしょうね。セックスが全てじゃないけど、さすがに気乗りしない相手をずっと派遣するわけにはいかないから」
客も相手も、男が自信喪失してしまうしな。
「でもそれなら別の人を派遣した方がいいんじゃないですか? 確か『性』のカウンセラーもいるんでしょう?」
ウチは何も相手ばかりじゃない。
悩みを打ち明ける相手として、ちゃんと資格を持っているカウンセラーも何人かいる。
「残念ながら、全員スケジュールがいっぱいいっぱい★ それに梨奈ちゃんの場合、本当に若い人がなりやすい原因じゃないかって話なの」
「何ですか?」
「まあそれは実際、彼女に会って聞いてみて。だからあたしとしては、ぜひとも若様には梨奈ちゃんを選んでほしいの」
「…じゃあこのファイルは意味が無かったのでは?」
「まあ一応。でも梨奈ちゃんに目を付けてくれるとは思わなかったわ。やっぱり若様は見る目があるのね」
妙なところで感心されても、嬉しくない。
「ちなみに今回も断るという選択は?」
「我等、秘書軍団とあの社長から逃れる力と勇気があるなら、止めはしないわ」
梢さんはニッコリ笑顔を浮かべたが、メガネの奥の瞳はマジだ。
「…ではこの梨奈って女の子でお願いします」
「分かったわ。それじゃあセッティングはこっちで準備するから」
「はい…」
紗雪の時は勢いでヤッてしまったけれど、今回はもしかしたらやらなくても良いかもしれない。
何せ相手はセックスに何かしらの負の感情を持っている。
話し合いだけで終わるのならば、良い経験になるかもしれない。
その時のオレは、僅かに浮かんだ可能性に喜んでいた。
…そんな簡単に済むハズはないと、実感するのは間も無くのことだった。