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奴隷オークション
第2章 落札
「なんでそれを知っているんですか?」
「お前の行っている縄会を主催している縄師は俺の師匠だよ。」
「そうなんですか。それはビックリです。世の中狭いですね。」
「特にこの世界はな。かなりの腕だそうじゃないか。褒めてたぞ。」
「調教の段取りはわかるな。」
「はい。ご主人様を見てきましたから。」
「今日オークションにかけられる女性をあのケダモノに渡しちゃいけない。」
「えっ。」
「今日のオークションにかけられる女性をさっき見かけたんだ。尚や京香に似た感じを受けた。処女でまだ18歳だ。自分の処女を単純に売り物にして金が目当てかも知れない。だがそうじゃない気がするんだ。」
「いい子かも知れないと言うことですか。」
「そうだ。だからあのケダモノに汚されたくない。だから必ず落札しろ。」
「はい。承知しました。」
「公開調教だ。きっと処女はお前が奪うことになる。しなければこの先ここに出入が困難になりかねないからな。ペニスにするかディルドにするか彼女に聞け。だが中出しはするな。射精は口でしろいいな。」
「はい。承知しました。」
「調教が終わったら志望オークションに申し込むように説得しろ。また、俺が落札するから。きっと金額はかなりの額になると思うが必ず落札する。だからお前が彼女のご主人様になれ。処女を奪うんだから当然そうしなくてはならない。いいな。」
「はい。承知しました。」
「お待たせしました。」と後部座席のドアが開き京香が入ってきた。
「京香。今から言うものをメモして買ってくれ。」
いきなりそう言われ京香は驚いた。
「どうしたんですか。何か問題でも。」
ご主人様が事の顛末を話した。
「そうですか。わかりました。」
「田中。屋敷に向かってくれ。」
「はい。」車が動き出す。
「尚はトランクルームですか。」
「そうだ。調教の一環だからな。」
「私も最初入れられたっけ。」
「マットレスに愛液いっぱい付けてたっけ。」
「余計な事は憶えているですね。」京香が笑う。
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