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奴隷オークション
第4章 尚 初調教
Yの字の中心に縄を結ぶと「よし。」と広正は言う。
尚の前に回り縄が緩んでたり捻れていないか確認する。
「どこか痛いところあるかな?」と尚に聞く。
「いえ。大丈夫です。」
「初めて縛られた感想を聞こうか。」
「はい。嬉しいです。これから始まるんだって思ってしまいました。」
尚の表情は緊張はまだあるものの紅潮し少し興奮してきたように見える。
マゾの表情だと私は思っている。
普通の女性なら縛られたら恐怖を感じ顔が強張るものだ。
だがマゾは違う。
恐怖は多少感じてるだろうがそれを凌駕する期待感が顔に現れて来るのだろうと私は思っている。
現に尚は期待しているのだ。
これから自分に行われるであろう行為を。
「尚、お前は正真正銘のマゾだよ。」
「はい。私は変態です。」
「いいね。よく言った。これからが楽しみだよ。」と言いながら尚の顎に手をやるとこちらを向かせた。
「それじゃ診察台に乗って貰うぞ。」
「はい。」
広正はもう1本縄を出すとYの字の中心に結ぶ。
尚は立ち上がろうとしてバランスを崩して倒れそうになる。
広正が縄を握っていたおかげでなんとか倒れないで済んだ。
「上半身を縛られると意外と動きずらいだろ。」と広正。
「はい。ありがとうございます。」
尚は診察台に腰を下ろして横になる。
「ほら。足を開いて乗せなさい。」
「はい。」尚は足を開いて足を乗せる台に乗せた。
「ご開帳だ。これでよく見えるようになった。」
「恥ずかしいです。」尚の顔はさらに赤くなる。
広正は縄で診察台に尚の上半身を縛り付けると、足首と太腿にあるベルトで尚の足を固定してしまう。
「これで動けなくなったな。尚は私のオモチャになった訳だ。」
「はい。お好きなようにして下さい。」と興奮が高まってきた様子。
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