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若様の性長日記!・3
第1章 秘書・梢さんの不在!?
会社にも大分慣れてきたある日の出来事だった。
いつものように出社したオレだったが、世話役をしてくれる梢さんの姿がなかった。
「ああ、若様。おはようございます。出社なされたんですね」
梢さんの同僚であり、親父の秘書の一人である桔梗さんが慌てた様子でオレの元へ駆け寄ってきた。
朝見ても男性なのに艶のある人だ、などとぼんやり考えているオレの耳に、次の瞬間とんでもない言葉が届いた。
「梢のことですが、今日から数日間、出張に出かけていません」
「…へ?」
あまりに突然で急な言葉に、声が裏返ってしまった。
「えっ、でも昨日までは何の前触れもなかったけど?」
「はい、実はお恥ずかしい話なのですが、少々現地でトラブルが起こりまして、急遽梢が行くことになったんです」
親父の片腕とも言える梢さんがわざわざ出向くほどのトラブル…。
オレは思い当たることがあり、思わず目を細めた。
「それって【夜】の?」
「…ええ、まあ」
【夜】とはウチの会社の隠語で、いわゆる夜の相手のことだ。
桔梗さんが固まった笑みを浮かべるところを見ると、多分、地位や権力や名誉のある人物が、ウチの会社に何か言って来たんだろう。…【夜】絡みで。
「はぁ~。…親父は何て言ってるんだ?」
いつものように出社したオレだったが、世話役をしてくれる梢さんの姿がなかった。
「ああ、若様。おはようございます。出社なされたんですね」
梢さんの同僚であり、親父の秘書の一人である桔梗さんが慌てた様子でオレの元へ駆け寄ってきた。
朝見ても男性なのに艶のある人だ、などとぼんやり考えているオレの耳に、次の瞬間とんでもない言葉が届いた。
「梢のことですが、今日から数日間、出張に出かけていません」
「…へ?」
あまりに突然で急な言葉に、声が裏返ってしまった。
「えっ、でも昨日までは何の前触れもなかったけど?」
「はい、実はお恥ずかしい話なのですが、少々現地でトラブルが起こりまして、急遽梢が行くことになったんです」
親父の片腕とも言える梢さんがわざわざ出向くほどのトラブル…。
オレは思い当たることがあり、思わず目を細めた。
「それって【夜】の?」
「…ええ、まあ」
【夜】とはウチの会社の隠語で、いわゆる夜の相手のことだ。
桔梗さんが固まった笑みを浮かべるところを見ると、多分、地位や権力や名誉のある人物が、ウチの会社に何か言って来たんだろう。…【夜】絡みで。
「はぁ~。…親父は何て言ってるんだ?」