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若様の性長日記!・3
第4章 マッサージ研修・終了
…二人っきりになると女豹のようになるんだから、本当に女性って怖い。




「そう言えば梢ちゃん、そろそろ帰って来るんですってぇ」




「そうなんですか?」




初耳なことに、眼が丸くなる。




「トラブルも一段落ついて、社長から帰社のお許しが出たそうよぉ」


社長ことオレの親父は、オレや母さんの前では甘えた姿がふざけた姿しか見せない。




けれど歴史あるこの会社の社長という面では、かなり厳しいらしい。




秘書である梢さんや桔梗さん、それに由香里さんもどことなく親父を怖がっているフシがある。




…まっ、でなきゃこんな闇のお仕事のトップになんて、いられねーんだろうな。




「でも終わるとなると、ちょっと残念ね」




由香里さんは少し寂しそうに笑って、近付いてきた。




「若様と二人っきりの勉強会、楽しかったのになぁ」




そう言ってオレの膝の上に乗ってくる。




「…ありがとうございます。オレも寂しいですけど、由香里さんを待っている人は多いですよ?」




マッサージ部の女性部門の部長である由香里さんを、必要としている人は多い。




オレ一人で独占するのも、そろそろ悪い気がしてきたところだ。




「ふふっ、そうね。若様、わたしはいつもここにいるから、疲れた時は来てね。身も心もトロけるぐらいにぃ、解してあげるから」




そう語る由香里さんの眼は、欲望に濡れている。




「…ですね。その時は頼みます」




由香里さんとセックスするのは気持ち良い。




また機会があれば、お願いしたいところだった。


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