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若様の性長日記!・3
第4章 マッサージ研修・終了
それから十日間、オレはずっと由香里さんと二人っきりでマッサージの勉強会をしていた。




午前中は人間の体の仕組みについて、教材を使いながらの指導を受けた。




そして午後から実際に互いの体を使っての実技講習。




…が、最終的には『性』の方に向いてしまうのが、ウチの会社というもの。




おかげでと言うか、由香里さんと勉強会をする時は必ずセックスが入った。




しかもあの部屋で。




けれど幸いにも、部屋はいつもオレと由香里さんしかいなかった。




まあウチの会社は他にもビルがあるし、マッサージ部門の関係者はそっちに行っているのかもしれない。




……でもその原因がオレというのは、酷く申し訳ない気分にさせられる。




暗くなる気分とは反対に、体の方はすっかりスッキリしてしまった。




由香里さんは何も言わなかったけれど、いつもマッサージをしてくれるのはオレの体の疲れている部分。




そこを重点的にマッサージを受けたおかげで、体は絶好調になった。




…そして下半身も毎日抜かれたおかげで、こっちもすっきり状態だ。




本来なら喜ぶべきだが、日に日にオレは落ち込む。




だって由香里さんったら、オレの上になりたがるんだもの。


いつもの仕事で騎乗位が多いのかもしれないけれど、オレは教え子の立場。




そこまで男としてのプライドは捨てたくないので、途中でいつも入れ替わる。




まあでも…女性に上に乗られるのも、気持ちイイものなんだな。




オレの上で乱れ狂う由香里さんの姿を見ると、結構興奮するし。




何てことを、本人が一生懸命に勉強を教えてくれる姿を見ながら、思うことじゃないな。




由香里さんは教科書片手に、説明をしながらホワイトボードに授業内容を書き込んでいる。




そして笑顔で振り返る。




「どお? 若様。大分覚えた?」




「まあ大体は」




由香里さんの勉強の教え方は上手くて、親切。




こうやっていると、まるで塾に通っている気分になる。




「若様は飲み込みが早くて助かるわぁ。これなら梢ちゃんがいつ帰って来ても、大丈夫そうね」




いつもの癒やしの笑みで言われ、オレは苦笑する。




普段はこんなに素敵な女性なのになぁ。




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