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若様の性長日記!・3
第2章 マッサージ師・由香里 再会
確かにエステとかだと、女性達はそれこそ下着まで脱ぐみたいだし。




「分かりました。どの部屋ですか?」




「こっちよ」




由香里さんがさっき出て来た扉の中に入ったので、オレも続く。




そこは事務室みたいだった。




電話やパソコンが何台かあり、多分、ここで客の注文を受けたりするんだろうな。




その奥の扉を開くと、廊下があった。




そして目の前に、いくつもの扉がある。




「この奥の部屋は個室になっているのぉ。さっきの部屋では大人数を相手に教えるけれど、こっちは個人的に使うのよ。主にテスト用に使用しているわ」




マッサージを教わった後、それがちゃんと身に付いているかチェックする為の部屋なんだろう。




…こういうところもプロ並みだよな、うん。




梢さんは右から二番目の部屋の扉を指さした。




「あそこで行うからぁ、着替え終わったら声をかけてね」




「分かりました」




扉の中は、思ったより広かった。




畳にすると十畳ぐらい。




壁にはいろいろな薬品や道具が並んでおり、ベッドもある。




ベッドの脇にはカゴがあって、白いタオルが一枚入っていた。




壁にはハンガーがあり、オレはスーツをそこへかけた。




下着類は…恥ずかしいので入れた後、ベッドの下に隠し入れた。

素っ裸になった後、腰にタオルを巻き付け、ベッドの上に座った。




…何かコレって、オレが風俗嬢になったみたいだ。




自分で思って、凄く後悔した。




けれど由香里さんをいつまでも待たせるワケにはいかないので、声をかける。




「由香里さん、脱ぎましたよ」




「はーい」




明るい声と共に、由香里さんは部屋に入って来た。




そして壁際に置かれた一つのイスを引っ張って、オレの目の前に座った。




「ではまずお話を聞くところからはじめるわね」




「はい」




「若様、アレルギーとかない?」




「ないです」




「最近疲れているところなぁい? 体の部分で、不調なところ」




「それなら肩や腰の辺り…ですね。デスクワークが多いので凝っています」




「なら眼もお疲れじゃない?」




「そうですね。一応裸眼なんですけど、目薬差すことが増えました」




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