この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
狂恋 ~狂おしい恋に身を焦がす~【BL】
第1章 10年ぶりの再会
初めてのセックスの時に使われ、その効果を自分の体をもって思い知ったオレは、二度と使わないように利人に言った。

それからは国内で売られている普通の(?)ローションとかジェルとかを使っていたのに!

「今日は久々ですしね。初めての時の気持ちを思い出してほしいんですよ」

そう言って美しく微笑みながらビンを開けて、中身を手のひらに流す。

コイツッ! 予想以上に怒っていやがった!

アレだけオレが拒絶したにも関わらず、コレを持ち出してきた。

この香油は媚薬成分が強くて、使われるとプライドも何もかもが溶けて、ただ体の快楽だけを求めてしまう。

香油なだけに滑りが良くて、初めてだったのに痛みはなかった。

それに媚薬のおかげかせいで、恐怖心も薄れはしたけれど、二度とお眼にはかかりたくない物だったのに!

身の危険を察して、オレは利人から離れようとした。

「どこへ行くんですか?」

しかし片足を掴まれ、引っ張られた。

―逃亡終了。

それどころか掴まれた足を上げられ、アソコが利人に丸見えにされた。

「なっ、おいっ!」

制止する声も届かず、香油に塗れた指がオレの窪みに触れた。

にちゃっ…と音が鳴ったと思うと、形の良い利人の指が一本、躊躇いもなく奥まで一気に入れられた。

「くっ…!」

思わず顔をしかめ、指をしめつけてしまう。

けれどすぐに体中に熱がジワジワと広がっていく。

「うぅっ…」

この感覚には覚えがある。

熱はやがて甘い痺れとなって、体に染み渡る。

息が上がり、鼓動も高鳴ってきた。

「あっ、利人っ…!」

「馴染んできたみたいですね。久し振りで良いでしょう?」

ちっとも良くない!

けれどそれを伝えるだけの余力がない。

今にもイキそうになるのを、必死に抑えているからだ。
/21ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ