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えっちなおもちゃ
第7章 絡まりあう気持ちと身体
我妻とのデートの日、凛々子は鏡の前であれでもないこれでもないと服を選び、なかなかしっくりとこない髪に何度も櫛を入れていた。

結局白に細かな花柄が入ったワンピースにレースの入ったくるぶしソックスを選んだ。
下着もワンピースに合わせて花柄の可愛らしいものにした。
もちろんパンツにローターなんて仕込んでいない。

鏡の前で髪をいじりながらポーズをとると自然と笑みがこぼれた。
ちょっと甘すぎる格好かなとも思ったが、以前ワンピース姿を褒めてもらったこともあったのでこれに決めた。
ちょっとウエスタンなカントリーガール調のスタイルで凛々子は待ち合わせ場所へと急いだ。


「すいませんっ。お待たせしちゃいましたか?」

既に待ち合わせ場所にいた我妻に凛々子は駆け寄った。

「いや、僕もさっき来たところだから」

我妻は少し照れくさそうに笑って答える。
凛々子にもその照れくささが伝播し、顔を赤らめる。

「可愛いワンピースだね。凛々子ちゃんによく似合ってるよ」

「本当ですかっ? へへ」

サイドの髪を手櫛で撫でながら凛々子は笑う。

「我妻さんもポロシャツよく似合ってますよ」

「ありがとう」

「私我妻さんのスーツ以外の格好、はじめて見ました」

「そうだっけ?」

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