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えっちなおもちゃ
第8章 躾をされたカラダ
「言われなくてもそうします」

凛々子はつんとした態度で鞄をもって立ち上がった。

「凛々子っ……」

瑞希に呼び止められて凛々子は振り返る。

「ありがとう……ごめんね」

「ううん……いいよ」

呼び止められて押し倒されて無茶苦茶に犯されたい。
凛々子はそんなことを思いながら部屋を出る。
しかし当然神崎は追いかけてきたりはしない。

振り返らずに凛々子は玄関を開け、家路についた。

神崎は拗ねたり、怒ったりしても追ってくるタイプではないことは凛々子がよく知っていた。
自ら身を委ね、神崎のことを受け入れない限り、いたぶってはくれない。

自慰だけで燃焼しきっていない身体がやたらと火照ってしまう。
何度も何度も絶頂に昇天させられ、狂わんばかりの快楽を味わった瑞希が羨ましかった。

けれど我妻のことを思うと神崎の責めや身体を求めることは出来ないと深く自戒してしまっていた。


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