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MILK&honey
第19章 「まさか、かーさん?」

「……そんな事、出来るの?裏も、出てくるの待ってるファンとか居るんじゃ」

 出待ち?とか言うの?
 出口付近に女の子が固まってるの、こういうとこでよく見るよ?

「だいじょぶだよー。裏の外じゃなくて、裏の中だから」
「……中?そんなとこ入っちゃって、怒られない?」
「大丈夫!るりが会場入るの嫌って言ったら、中に入って待ってて貰えって……あ。」

 ヒメの彼氏さん、スタッフさんだよね。
 勝手に部外者入れてそんな事して、首になったりしちゃわない?

「ごめん、うっかりした……あんまり特別扱いしたら遠慮されるかもしれないから、るりには言うなって言われてたのにー」
「……え」

 彼氏さん、暴力的な割には、意外と気遣い細やかな人だね……。

「ちゃんとした人なんだね、彼氏さん……」
「う?……うん!ちゃんとした人だよー?すぐぺちぺち叩いて、馬鹿馬鹿言うけど!」

 拳骨されたり命令されたりするって聞いて、暴力的な人かと思ってたけど。
 すぐぺちぺちされて馬鹿馬鹿言われてしまうのは、相手がうっかりすぎるヒメだから……なのかも。

「分かった。せっかく来たんだし、お言葉に甘えさせて貰う」
「良かった!!短いライブって言ってたから、お喋りとかして待ってようね」

 ヒメはそう言うと、またスマホでどこかに連絡してて。
 しばらくすると女性スタッフさんがやって来て、こちらへどうぞ、って廊下の奥の部屋みたいなところに案内されて。

 しばらくヒメと、そこで待つことになった。

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