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借金のカタに妻を差し出しました
第6章 瑞樹の気持ち
瑞樹は見上げながら、矢那の言葉を聞いた。

矢那の眼は「どうしますか?」と選択を迫っている様であった。

瑞樹は立ち上がり、矢那のガウンの紐ほどいた。

ガウンをはだけると、瑞樹は矢那の胸に顔を埋め矢那の乳首を口に含み、舌で転がした。

唇は胸から、腹部へと下り、右手で矢那の陰茎を握ると、舌を出し舐め始めた。

舌を全体に這わせ、先端を舌先で回る様に舐め、口に含み吸い付き前後に自身の頭を振り始めた。

矢那は、瑞樹の呑み込みの早さに感心しながら、暫く身を任せた。

瑞樹の疲れが見え始めた頃、矢那は瑞樹の頭に手を添え止める様促した。

矢那の足元で、 唇を輝かせながら、「気持ち良くなかった?」と、見上げて尋ねた。

矢那は首を横に振り、「上手だったよ。でも、まだまだだね。」

瑞樹は口を膨らませて、不満を現しながら立ち上がり、矢那を睨んだ。

矢那も睨み返すが、直ぐに吹き出して笑ってしまった。

瑞樹も、吹き出して笑い出した。

二人の笑いが一段楽すると、瑞樹は抱きついて、矢那の胸に顔を埋め、
「じゃ、私の身体で気持ちよくなって。」

矢那は無言で、瑞樹の顎に手を添えて自分に向かせると、
「君も気持ちよくなりたんだろ?」

瑞樹は微笑み、目を閉じて返答をした。

矢那は、そのまま唇を重ねていった。
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