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第6章 瑞樹の気持ち

矢那は右手をセーラー服の裾へと進入させ、膨らんだ裾野に指先をゆっくりと這わせて、指先を頂上へと登らせた。

背中に　回された瑞樹の両手が固く握られのを矢那は感じた。

瑞樹の感じ方が、昨日よりも上がっているのがわかった。

矢那は右手を瑞樹の体に沿わせなが下へと下ろしてゆく。

右手が瑞樹の膝の上まで降りると、内腿をつたいスカートの中へと潜り込ませた。

左右の内腿と白い丘の上を、伝った右手は、その指先を一本だけ谷間へと分け入らせた。

瑞樹は　身体を反らせ、小さな声をあげ、両手を固くした。

矢那の指先は谷間を小さく震わせ、滲み出る湧水で谷間を一杯にした。

瑞樹の右手が背中から、矢那の胸、腹へと降りて、矢那自身を右手で包み込んだ。

矢那は瑞樹の積極性に少し驚いたが、耳許で囁いた瑞樹の一言に更に驚かされた。

「いれて・・・」

小さな声であったが、瑞樹が囁いた言葉だった。

矢那は瑞樹の　顔を覗き込み真意を確かめようとした。

瑞樹は顔を臥せて、矢那へ真意を伝えた。

「・・・すごく、気持ちよくて・・・矢那君に来て欲しいの・・・」

矢那は背中に回した左手で瑞樹の頭を撫でると、右手で瑞樹の左足を持ち上げベッドに掛けさせた。

ベッドに倒されると思っていた瑞樹は戸惑い、「えっ」と声を上げた。

矢那は腰を下げ身体を密着させると、そのまま矢那自信を瑞樹の谷間へと入って行った。

瑞樹は身体を一層反らせ、臥せていた顔を天井へ向け、長い吐息と声を合わせて吐いた。

矢那は　左手で瑞樹を引き寄せて更に身体を密着させる。

深く繋がった瑞樹は、両手を矢那に絡めて耳許に激しい吐息を響かせた。

矢那は腰を小さく動かし、身体が離れない様に注意した。

浅く緩やか動きが、敏感になった瑞樹を緩やかに高揚させていった。

瑞樹は矢那の肩に顔を埋め動きに合わせた吐息を首筋にかけていた。

「・・・気持ち・・・いいの・・・私・・・変？・・・」

瑞樹の問いに、左手で頭を触るよう叩いて、変では無いと矢那は答える。

「イキ・・そう・・・」

瑞樹は腕に力を込めて矢那を抱きしめる。

「い・・・いっ・・・イッちゃう・・・」

身体震わせ、真っ直ぐ伸ばした右足の内腿には滲み出た水が伝っていた。

矢那は瑞樹を抱えベッドの上に寝かせ、まどろみ余韻を味わう瑞樹を眺めていた。