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少女は愛を歌う
第3章 狂った兄
『ただいま』

母「お帰りなさい、」

『先にお風呂入るね』

母「ええ(最近お風呂から先ね…)」


恭弥「お、聖羅おかえり!風呂?」

『うん』

恭弥「ん?なんか首筋に赤い跡が…」

『………っ』

慌てて首筋を手で隠す。

『蚊に刺されちゃったのかも…』

聖羅は自分の顔が火照ってくるのがわかる。

『じゃあお風呂入って…』


兄の顔を見ると今までにない狂気の目をしていた。

恭弥「ねえ…聖羅…学校で何があったの?」

『何も…ないよ?』

恭弥「その反応から見て、それ蚊に刺されじゃないよね?」

聖羅は兄の恐怖に一歩下がる。

恭弥「何で逃げるの?」

恭弥は聖羅の腕を掴んだ。

『痛いよ、兄様…』

恭弥「ダメだ…聖羅は俺の大切な妹なんだ…汚させない…誰がやった?俺が消してやるよ」

『違うよ 兄様!私は…んぐっ』

恭弥は謎のスプレーを聖羅に浴びせる。

聖羅は意識を無くし その場に倒れ込んだ。

恭弥「駄目だ…聖羅は俺の…俺のものだから…清めてあげる俺の可愛い聖羅」
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