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少女は愛を歌う
第5章 悪夢のはじまり

『………ん?』

芦田「起きたか聖羅…」

『弓弦君…ずっと居てくれたの?』

芦田「一応な、大丈夫か 聖羅?送っててやるよ」

『でも、悪いよ…』

芦田「いいんだ。これくらいさせろ。お前が心配なんだ」

『ありがとう弓弦君…じゃあお言葉に甘えて』

芦田「荷物取りに行くか」

『…うん』


教室には誰もいなかった。
ホッとしたのも一瞬で、また地獄を見せさせられる。

中村「聖羅ちゃ〜ん」

『な、中村さん…』

芦田「何の用だ。中村」

中村「え〜私はぁ、聖羅ちゃんを心配してぇ…」

光希は聖羅の手を握り言う。

中村「明日も来てくれるよね?じゃないと、この写真 ネットにばら撒くよ?」

『……っ、でも中村さんは私との約束を…』

中村「なんか言った?」

『………!』



芦田「………………そんな事して何が楽しいんだ」

中村「はあ?ふふっ アンタ 聖羅のナイト気取り?笑わせないでよ…言っとくけど聖羅はアンタのこと好きじゃないのよ。ただの偽の恋人よ」

芦田「そんな事はどうでもいい…お前が聖羅を傷つけて楽しいかって話だ」

中村「楽しいわ、あんな完璧な聖羅が精神からぼろぼろにされてくなんて…本当に最高よ!」

『………』

中村「あ、そうだ聖羅…この前の写真…もう他のクラスと学年に言っちゃた!」

『………な!?』

芦田「………!?」

中村「ほら私、口軽いから…だから明日は他のクラスの人も混ぜて楽しもうね!アンタはこの学校の性奴隷なのよ?この意味わかるよね!」

芦田「……っ、中村!」

中村「じゃあねぇ〜明日、楽しみにしてるわ」







坂本「…中村」

中村「坂本君…どうしたのぉ?」

坂本「明日の一番は俺にくれよ。みんなの前でヤる」

中村「いいよぉ…ちゃんと準備してよねぇ〜 明日は聖羅の性奴隷記念日なんだからぁ」

坂本「ああ、たっぷりと教え込んでやるよ」
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